3日ほど前に降った雪も徐々に溶けて路面を濡らしています。
今日は『サンライス元気村』プロジェクトへ行ってきました。
http://www.ishinomakizuna.net/project_sunrice.html
阪神淡路大震災の直後、
仮設住宅に一人で暮らしているお年寄りのお宅を訪ねて、
お米を数回配って歩いて以来ですから17年ぶりのサンライスの活動でした。
3000世帯ほどの仮設住宅の中で一人暮らしのお年寄り世帯は1000世帯とも言われています。
今日はカナダから一人でボランティアに来た22歳のマイケルも一緒に、
私たち4名ほどで14軒ほど廻りました。
お米と言うツールを通して、
おじいちゃんやおばあちゃんとお話。
昔話に花が咲き時にはお茶っこに誘われちゃったり。
明るくお話してくれる方はほっとします。
知らない土地に全てを失い知らないもの同志の寄せ集め状況の仮設住宅団地もあると言う。
不安や心細さからぎすぎすとした関係になってしまう事もあると言う。
今日出合ったおばあちゃんもそうだった。
新興住宅地内の公園地内に、
無理くり小さな仮設住宅が2棟ほど建っており、
その仮設住宅団地内で唯一の一人暮らしのおばあちゃん。
日中は人の気配の無い仮設住宅団地。
おばあちゃんは夜の7時には寝るので、
近所と知り合う切っ掛けがほとんど無いようです。
それゆえなのでしょうか、
少しの物音などが怖くてしょうがないと言ってました。
新築の家に囲まれた小さな仮設団地は、
何処と無く寂しい雰囲気に包まれている気がしました。
(眼下に映る町。おばあちゃんの暮らしていた町は全て津波と火災で無くなっています)
全てを失い、知らない土地で知らない人と新築の家々に囲まれての一人暮らし。
出口の見えない不安が少しでも減る事を祈るばかりです。
また来ますね。
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