2013年3月20日水曜日

2013年3月20日 がってんレポート

第十二章:情
3月20日レポート
あの日の地震の震源地に一番近いだろう岬に立った。
ドキドキした。
風が強く波も高かったけれど青く澄んだ海だった。
何処までも近づいてやろうと思い、
崖を降りて岩を渡り白波が直ぐ側の所まで近づいた。
それでもそこにあったのは海だった。
いつもの自然と言う地球の一部の海だった。
沢山の涙が流れたけれど、
海を嫌いにならないで欲しいって思った。
僕は被災しなっかたけれど、
被災地に居ると、
悲しむ人とも出会う
歩む人にも出会う
去る人にも出会う
凛として受け止める人にも出会う
それでも僕は思う。
人は自然と言う名の地球に暮らす訳でありまして、
共に血の通ったような中であるのかも知れないので、
嫌っては行けない。
ここからもう一度自然と言う名の地球を体いっぱい感じなおしだと、
この岬に立って思った。
あの日以来この海にも情が移った。
この海もまた私たちと同じ地球に暮らすものなんだなぁって思った。

2013年3月18日月曜日

2013年3月18日 がってんレポート

昨年の3月11日は、家族と共に小さな明かりを灯して過ごしました。突然の自然の変わり様に、海にさ迷うことになってしまった人々の魂の灯台の一つになればいい、そしてコドモチにその意味を感じて欲しいなぁと思ったからです。





2年の月日がたった今年は、被災した人々が暮らす大地で、その土地で共に刻を迎えたかったから行きました。
僕自身4分の1が石巻人です。
そして両親共に宮城県出身です。
この事が関係あるのかないのかは、今はまだ判りません。
ただ今は僕の出来る事で、
いや例え出来ないことでも向き合って、共に汗かきたいです。
今夜は再び海を渡り北の大地に帰りますが、今も宮沢賢治の文が頭の中から離れません。
『世界ぜんたいが幸福にならない内には個人の幸福はありえない』
この2年間で少しこの意味が解った気がします。また来させてください。

2013年3月14日木曜日

2013年3月12日~14日 がってんレポート

3月12日~14日レポート

彼女たちは神戸の高校生です。
阪神淡路大震災の年に生まれた赤ちゃんたち。
彼女たちは時折お母さんから当時の話をきくそうです。
あの時にお母さんがどのようにしてあなた達を守ったのか・・・
神社のお手伝いを一緒にした時に少し聞きました。
東日本大震災でも多くのお母さんが小さな赤ん坊を守っている姿が、
僕の目には今も焼きついています。
母が赤ちゃんを守る愛情。
母が子を見守る愛情。
家族が共に手を携えて一歩ずつ一歩ずつ・・・。
僕はそんな姿にググッとくるから、
ここにくるのかも知れません。
でもねっ、思うんです。
愛情を注ぐ母の姿と同じぐらい、
もう少し、もう少しでいいです。
地球家族として、
『話を聞いたり話したり、笑顔で挨拶したり、少し背中を押してあげたり、重いものを持ってあげたり、手を貸してあげれる位置まで動いたり、貸してあげたり貸してもらったり・・・etc』
東北沿岸部にきてください。
そして人間の笑顔のステキさの交換をいろいろ出会いでしてください。
そんな事を思う2日間でした。

2013年3月11日月曜日

2013年3月11日 がってんレポート

3月11日レポート
2時46分
ご家族の心の支えとなる場所で
戻る場所で
歩む決意の場所で
刻を迎えてる姿を見かけました。
2013年3月11日は、
朝は少し雪が降り、
のち空は晴れ渡り、
風の強い1日でした。





2013年3月10日日曜日

2013年3月9日、10日 がってんレポート

3月9日~10日レポート
9日午前中は湊中学校の掃除をしました。
10日の日に炊き出しを行うからです。
2011年9月をもって閉鎖となった炊き出し会場なので、
炊き出しの場となった講堂に入るのは本当に久しぶりです。
沢山のドロや車、材が流れ付いていた講堂。
多くの人の手で出し、沢山の方が食べられるように、
全国の方々がかわるがわる炊き出しをした半年間でした。


午後は南境生活センターでの準備です。
共に多くの仲間と一緒に汗をかいたボランティアの拠点です。
この2年そしてこれからのコトを多くの仲間と夜は語り明かしました。
10日は朝から網地島に向かいました。
網地島は今回の地震の震源地にもっとも近い島なのではないかなぁと思います。
島民の方々はとても温かい人が多く、
今回の7月に網地島で子供のキャンプを開催するにあたり、
地元の区長さん方といろいろ打ち合わせする事が出来ました。
網地島は全島民が400名ほど、
平均年齢が73歳だと地元の方が言ってました。
この島だけではないのですが、
被災地である東北沿岸部は豊かな大地です。
私たちは今、この東北で多くの事を学んでいます。
この学びを体験を通して深く体の底にしみこむような野外プログラムを創る事になりました。




2013年3月8日金曜日

2013年3月7日、8日 がってんレポート

3月7日・8日レポート
仙台の港に着くと暖かく感じました。
ここ数日の打ち合わせとか、
資材の搬入準備であっと言う間に2日が経ってしまいました。
写真は撮れませんでしたが、
桜の木がふっくらとしている感じです。
北海道ではまだまだ雪また雪ですので、
僕からすると春だね・・・って感じます。
暖かいせいかも知れませんが、
学校帰りの子供たちが仲良く笑いながら並んで歩いている姿を見ると、
うれしいなぁって感じました。
あの日から2年、
当時このこ達や東北の沿岸部の子供たちは、
計り知れない程の経験をしたことだと思います。
すれ違った男の子は、どんな経験をしたのかな・・・
こんな暖かな日差しの中で何故か僕は、
すれ違う人々のこれまでの2年間の生き様を思う1日でした。
僕のこの2年間・・・
すれ違う方々の2年間。
同じ時の流れの中で果たして同じ時間だったのでしょうか、
そんな事思ってしまいました。
明日は黙々と準備したいと思います。

2013年3月6日水曜日

2013年3月6日 がってんレポート

あの日から2年の月日が立とうとしています。
あの日あなたは、
何を感じ
何を思い
何をしていましたか。
私は今、再び東北へ向かいます。