2012年10月30日火曜日

2012年10月30日 がってんレポート

10月30日レポート

今もなお発災以降、
各地で放射能物質が検出されているようです。
目に見えない放射能物質は本当にやっかいだと感じます。

今朝は朝から数点の検体を検査機器にて測定です。

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検査中にはパソコンの画面の針が動きます。
画面の針が動いている間は本当にドキドキします。
一定の時間が経つまで放射能物質に汚染されているのか、いないのかは、
画面上では解らないようです。

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待っている間、
何百点ものこれまでに計ったデーターに目を通すと、
数万ベクレルのものから不検出のものまで沢山ありました。

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これからの人生のコドモタチへ、
今の大人はどう言い訳をしたらよいのでしょうか。
なんて世の中なんでしょう。
まったく・・・

2012年10月29日月曜日

2012年10月29日 がってんレポート

10月29日レポート

昨日は雨風強く事務作業をしていた一日でしたが、
今日は朝から天気がよかったので、
牡鹿半島の大原浜地区にある家の補修に入っていました。

前浜で唯一残っている家です。

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昨年の4月ごろから石巻にボランティアに入り、
今もなおここで活動しています。
牡鹿半島の人々と共に復興の歩みを進めています。
彼女はこの秋からここで暮らしながら、
長期の活動をする為の拠点の家の補修です。

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雲がかかっては消え、
キラキラと風に揺れる海を見なが、
私はで一人ペンキを塗り。

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とってもキレイな海です。
とってもキレイな野山です。
自然はいつも何時も等しく平等なんだな。
そんな事感じました。

そうそうペンキを塗っている室内から、
ふと窓外を見ると鹿の親子がなんやら不思議そうに眺めておりました。

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庭に目をやると不在の時間を示すように、
森に帰り始めていますが、
また人も暮らしますので宜しくお願いいたします。

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2012年10月27日土曜日

2012年10月27日 がってんレポート

10月27日レポート

あの日からの時間を取り戻すように、
落ち葉を掃くおばあちゃんに出会った朝でした。

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そのおばあちゃんは震災後、私たちが石巻に到着し数日が過ぎた頃、
小さな建物に数人で避難生活をしていたおばあちゃん。
私の車を見つけて歩いて来てくれた。

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あの日の出来事や、
私たちとの出会いなど目を細めながら話してくれました。
『今は何とかやってるよ、沢山あった廻りの家が流されちゃったから、
今では家の窓から海が見えるのよ、海がこんなに近かったんだね。
なんだかむかしを思い出すわ。なんだか変よね・・・』

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一つ打ち合わせを済ませてから、
午後から植えに行く桜の木の準備。

スマイルシードのふじこちゃんと現地で落ち合い、
午後の日差しの中で二人で穴を掘っているとなんだか楽しくなってきて、
あ~でもない、こうでもないと、桜の苗木を囲んで大笑いしながらの作業。

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(最後の1本は助っ人誕生!助かりました)

今はあまり人影のない小さな手作りの公園だけれど、
沢山の人の思いや気持ちで植えたいくつもの木々や草花は、
いつかきっとここを通る人々の気持ちをやわらげてくれると信じております。
また草木も人々に見つめられ声をかけてもらうことを待っているのだと思うのです。

今日と言う日に感謝の一日でした。

2012年10月26日金曜日

2012年10月26日 がってんレポート

10月26日レポート

とても暖かい日差しのもと石巻に着きました。
北海道の我が家で育ったドングリの苗が、
東松島の宮戸島にお嫁に行ったのでご挨拶に行ってきました。

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海の水が津波となって陸に上がってきたので、
土地の土に塩分が入っていたので気になっていたのですが、
他の草木もしっかりと根付き活き活きとしてます。

夕方からは牡鹿半島に行ってきました。
夕暮れ牡鹿半島から眺める海は、
いつ見ても本当にきれいです。

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多くの家が流され、暮らしが変わり、
人々の暮らしは今までのようには中々行かないようです。
突如として変わった暮らし、
あの日から多くの事が一変してしまった小さな漁村。

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夕暮れの中荷物の運び込みをしながら思いました。
もしもある日、突然全ての今の暮らしが一変する事が起きたら僕たちはどうするのだろうか。
あなたならどうしますか。
今回の渡航では多くの事を動きなら考えそうです。

明日は桜の木を植えに行ってきます。

2012年10月25日木曜日

2012年10月25日 がってんレポート

東北行きのフェリーに乗るため、苫小牧の港に着きました。肌寒い雨が降っています。東北での私の活動は昨年の3月から10回目となりました。救助、支援、救援、焚き出し、ヘドロ出し、小さな港のガレ木出しの復興作業、仮設住宅の支援など、毎回活動する内容が違う。
現地に向かう船の中で何時も思います。
一歩を歩めるように、また一歩を歩み始めた方々の笑顔の足しになればいいなって思います。
希望と夢へ向かうお手伝いそう思っております。
小さなお手伝いしか出来ませんが、笑顔を絶さぬように行って参ります。

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2012年10月2日火曜日

募金残金の使いみちについて

暑い夏の日に開催した「釧路川のほとりで交流会キャンプ」から、1ヶ月半近くが経とうとしています。
釧路川のほとりは、流れる空気もすっかり秋の色になり、季節の移ろいを教えてくれます。

前回「会計報告」の記事にてご報告させて頂きましたが、皆さまからお預かりした募金は、必要な食材や消耗品、バス代などの費用に充てさせて頂き、残りが62,664円となっております。
この残金の使いみちについては、当初このプロジェクトの主催である『東北海道保養支援プロジェクト』へ寄付させて頂く予定としており、皆さまへもご案内させて頂いておりましたが、プロジェクトの担当者と打ち合わせをさせて頂いたところ、現在資金に余裕があるため、寄付頂かなくても大丈夫との回答を頂きました。

そこで改めて使途について検討を重ねて参りましたが、「子ども達の笑顔のために」とご寄付頂いた募金ですので、このお金を使って、今回保養キャンプに参加頂いた子ども達に、北の大地からクリスマスプレゼントを贈らせて頂くことにいたしました。

震災から2回目の冬を迎える頃、
私たちは皆さんのこと、忘れていませんよ!とメッセージが届けばいいなと思っています。

プレゼントの詳細につきましては、保養者の皆さんもブログを読んで下さっていますので、まだ内緒にさせてくださいね。

子ども達が、
笑顔と希望と夢をもって歩んでいけますように。。