2012年11月5日月曜日

2012年11月5日 がってんレポート

11月5日レポート

午後からは塩害木を山から下ろしていました。

一人作業が最近は多かったのですが、
久しぶりに2人での作業です。

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発災以降津波により運ばれた海水により、
その昔植えられた杉の多くは立ち枯れが目立ちます。
人の暮らしと隣接している地帯の杉が枯れているので、
地域の人は大雨や風の強い日などはきっととても不安だと思うのです。

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切り倒しておいてくれた木々をダンプに詰める大きさに切り、
積み込んでいると日暮れが早くなった牡鹿半島はすっかりと夕焼けタイムでした。

ダンプに積み込んだ塩害の杉を助さんと日暮れの中市街地だった場所に運びました。
この杉を使って舞台を創るそうです。
塩害の杉が使える場があってよかったです。

少しの時間でしたが、
久しぶりに黒さんと助さんと現場で一緒に動いたのですが、
なんだかよかったです。

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少し前後するのですが、
午前中は市役所に出向いたり検体を計ったりの作業でした。

僕の暮らしは土に触る事が多いです。
生活の場でも土を耕しているし、カヌーツアーでは大地にテントを張って暮らしています。
大地にある土の色はさまざまなのだけれど、
特にいやな感じがする土と言うのに出会ったことは特にありません。

昨年の発災以降に出会う土は、
自然界に有ったものではいので、
きつい匂いがしたり粘り気があったりと、
今まで出会った土のたぐいとは大きく異なります。

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今回多くの土を放射能検査機にかけているのですが、
激しく汚染されている土には、
きつい匂いも無く、
粘り気も無く、
何処にでもある土です。
言いすぎかも知れませんが・・・
北海道の我が家の畑の土となんら換わらなく見えます。
今私が何処の土がどれだけの線量があったかと言う事はしませんが、
機械に通し見えてくる数字は国が言う基準値を数倍こえています。

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