2013年9月20日金曜日

2013年9月12日、13日 がってんレポート

9月12日
【他者の理解】

ホームステイ先ではとてもいい時が流れていたそうです。
孫のような年齢の学生たちを受け入れてくださりありがとうございます。



学生たちは、ホームステイに出かける前とは違う顔で自転車に乗って帰って来ました。

お茶を飲みながらあんなコトこんなコトいっぱいお話を聞きました。
明るい笑顔、仲間を気遣う気持ちがひしひしと感じます。
少しほっとしました。

日が西に傾く頃に、
今夜のプログラムであるソロキャンプ作りです。
自分の今夜の寝床を決めて、
270×270のシートと12メーターのロープそして、そこらにある自然素材だけで『マイテント』を作ります。
木を切るコトは認めません。
まずはデザイン起こしです。
各自『自分流』のシェルターをデザインし発表します。
仲間一人ひとりのデザインをみんな食い入るように見つめます。





笑いが起こるデザイン、う~んと唸るデザイン、かわいい感じのデザイン、個性がキラキラ光り始めています。
共に起こしたデザインをいよいよ具現化します。




デザインに忠実な人、
まったくデザインとは異なるシェルターを作る人、
丁寧に仕上げる人、
個性が輝きます。
その個性を共に感じ始めた大学生です。
違っていていいんだよ。違いがあるコトを理解し、喜び会う時間がそっと流れていました。

今夜は星が出るでしょうか。
お休みなさい。

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9月13日

【向き合う】

朝7時半フライパンを叩く音でソロキャンプ終了です。
温かなすいとんを食べながら、夜一人で過ごした時間をシェアします。


今日からのプログラムはいよいよ24名の小学生を迎えるためのディスカッションがメーインとなってきます。
このディスカッションの時間辺りから、台風18号の動きが見え始めその対応の動きがにわかに忙しくなりました。
刻々と変わる自然環境、判断・決断・実行の連続です。
14日からの2泊3日での子供たちの参加だと16日の解散に日に台風が
網地島に直撃すると言う予測から、
14日・15日のAMでの1泊2日での開催。
ただ15日のAMにも島から出れる保証がないかもしれない、その場合は17日以降の解散となる。その条件で参加の可否を再度決めて欲しいと
明日合流する子供たちの親御さんに連絡を取り始めます。
現場の時間は自然の変化に合わせた地球時間に舵を切り始めます。
東北の学生が多い為、台風と言う存在をあまり知らないようです。

大学生たちにも情報をリリースし始めます。
16日は島から出るコトは出来ないだろう。
15日のAMに出るか、17日のPMに出るかの各自の判断を重視します。
各自の予定と向き合いました。
昼までには、
15日に帰路に着く大学生は3名
17日に延長する大学生が7名と決まりました。


筏レースも1日繰り上げ明日の14日の午後に開催するコトに決定。
その為には今日中に筏を組みあげる必要があります。
ディスカッションを繰り返しながら、
白浜海岸に出て筏を完成に目指します。







夕方には無事に筏が完成しテストする事ができました。
同時刻頃残念ではありますが、
子供たちの参加も7名と決まりました。

学生たちは台風に向き合い、自然に変化にも徐々に敏感になってきています。
今となっては、食材の用意から火お越し、調理まで1時間ほどで出来るようになってなっております。
チームワークそして他者の個性の認識共にバランスが取れ始めています。
ある意味台風に感謝です。



夕食も終わり深夜遅くまで大学生は、
役割分担と安全確保を話し合っております。
これまでの島での経験が彼をしっかりと支えてくれています。

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