2011年6月5日日曜日

2011年6月5日 がってんレポート

6月5日レポート

暑い日が続いています。

徐々に徐々にですが復興している気がします。
瓦礫でふさがっていた道が通れるようになっていたり、
倒壊した家屋が取り除かれていたり。

ハードが片付いて行くにつれて、
寂しさと言いますか、何処と無く笑顔の置くに小さな風が吹いているような感じが、
人々の中に少し感じます、私だけでしょうかこんな感覚・・・

避難所暮らしから仮設住宅に引っ越せるようになっても、
『私だけが抽選に当たって引っ越すのは気が引ける』

あの津波から共に手を携えて支えあい生き抜いてきた日々は、
家族と言う単位を超えた何かがあるのかも知れない・・・
この話を聞いた時にそう感じました。


支えられて生きていたい。支えたい・・・

少しだけ書かせてください。

仮設住宅に抽選で当たっても、
家電が全てそろっているとしても、
隣に人が住んでいるとしても、
隣接する建物があるとしても、
自然と向き合い、
海と向かい合い、
生まれたときから地域で支えあって生きてきた時の流れは、
安心に見える便利な建物と引き換えていけるのだろうか・・・

今日は帰りしの車の中で私の頭の中を何回も巡っていました。

安心して暮らしていける場とは何ですか。

便利とか不便とかそういう事ですか。

今日は少し頭がぐるぐるしてますのでここでやめておきます。


昨日は石巻全体でボランティアの数が400名ほどだったと聞いたような。
そのうちの100人近くが彼らのような外国の人々だったようです。
日に日に日本人のボランティアが減っているような気がしてなりません。
今日も僕は世界の友と作業しています。
日本人は何処へ行ってしまったのでしょうか?


今もまだ、この状況の町があります。

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