第五章:絆
一つ一つ、
一人一人、
一個一個、
一杯一杯、
悲しく辛い思いが立ち込める被災地を、
小さな手で、
大きな機械で、
笑顔が見たくて
一人一人がミッションに向きあったこの半年。
今もなお活動が続いている事は解っている。
僕もみんなもこの6ヶ月、
被災地では本当に沢山の涙が流れました。
もう流れ過ぎて止まりませんでした。
でも思う。
本当は思う。
ボランティアも被災者もなかったんだって。
僕はそう感じている。
今『生きる』ことへのミッションが、
この地に生きている全てのモノ・人・場所・動物・木々や草花etc
へ注がれますようにと、
小さな作業をコツコツとするボランティアも、
家のドロを額に汗をかきながらドロ出しに没頭する住民も、
現地に足を運び現地で必要としているコトをつなぐ為、ネットワークをつないで現地に注ぎ込んでくれている人も、
有名無名のボランティアも現地の人々とも・・・
本気で復興活動をしているって。
悲しく辛い思いが立ち込める被災地。
失ったモノから発信されているものは、
けして平成や昭和、明治の時代に作り上げた、
人の暮らしの富を取り戻すだけのことではないのだと。
その先に見えている、
優しさに似た“つつましくイトオシイ”暮らし。
被災地から離れ、
今津軽海峡を渡りました。
今秋色に染まる屈斜路湖・釧路川の畔で、
次男坊と手をつなぎながら夕暮れの散歩道を歩けている事が、
とっても嬉しい僕でした。
見過ごせない気持ちが何処から来たのかなぁ、そんなコト思いました。
今何を見てますか。
未来を、自分を信じて動いていますか。
0 件のコメント:
コメントを投稿