2011年3月25日金曜日

2011年3月25日 がってんレポート

3月25日

写真は撮れませんでした。

体育館は生活物資や炊き出しで使える状態ではなく、
思い立った先生が壊れた職員室を片付けている。
『小さくてもいい。子供たちの卒業式をやって上げたい』
その思いで被災者でもある先生方が職員室の泥出しに汗を流す。
僕はそっと炊き出しのご飯を手渡す事しか出来なかった・・・

おじいさんが孫を背負って、
両手に大きな荷物を風呂敷にいっぱい持って歩く。
『母親がまだ見つかっていない。今はオラとばあさんがしっかりしなくては・・・』
僕は風呂敷を持ってあげることしか出来なかった。

大きな自然の前には、
ひと一人ができる事はあまりにも小さくて弱い。
だからこそ、
だからこそ、
共に前に歩きたい。
生きるときめたなら。

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